うまい棒が42年間値上げをしなかった本当の理由
うまい棒が値上げをしなかったのは血のにじむ努力ではない…
先日ニュースでうまい棒が話題になっていました。
駄菓子でお馴染み、
伊藤さゆりの常用食でお馴染みの、
うまい棒が12円に値上がりするそうです!
普通値上がりするよ〜!って発信すると、
ネガティブな意見が飛び交うものですが、
消費者の反応を見てみると・・・
👆こんな感じです!!!
私も同じように思いました。
42年間値上げしなかったことがすごい!
だって42年前の物価を考えてみてくださいよ〜↓
大卒初任給(公務員)94.600円
高卒初任給(公務員)76.600円
牛乳:55円 かけそば:250円 ラーメン:280円
喫茶店(コーヒー):300円(喫茶店って意外に高かったのね…)
銭湯:155円 週刊誌:180円
こんな時代から値上げをしなかったのがすごい!
それだけ、
血の滲むような企業努力をしてきたのかな〜と思って、
色々調べてみたら大間違い(笑)
努力というよりも、
工夫でした。
これが、
私がビジネスをしていく上で、
そして生徒さんの売上を格段の伸ばすための戦略として、一番大切にしていることだったのです。
そのあたりの秘密を今回はシェアします。
うまい棒の安定した売上の秘密とは?
さて、
結論から書いちゃいますと、
うまい棒が長い間、
値上げをしなくても経営が安定した理由というのは、
やはり安定した売上でした。
つまり、
ずーっと安定的に売れ続けているので、
しっかり利益が出ていたのです。
高額納税者番付の26位。
駄菓子「うまい棒」の製造会社「リスカ」の創業者、
武藤則夫社長。
5億6000万円納税だそうです。
すごいですよね。
もうね、
すごいの一言です。
たった10円の商品を売って、
そこからの利益の税金が5億以上って・・・😭
たった10円が大きな利益を生み出す秘密
でも、
たった10円の商品があれだけの利益を出す秘密とは?
それはズバリ、
『誰もやっていないコンセプト』なのです。
誰もやっていないというよりも、
みんながめんどくさがってやらなかったコンセプトに
敢えて参入した結果という感じなんです。
当時、
1本10円で買える駄菓子というのは、
それなりにニーズがあったのだそうです。
けれど、
ほとんど利益が出ないため、
他の会社はやらなかったんだそうです。
そこに目をつけたのがやおきんだったわけです。
誰もやらないからやる!
そして商品ラインナップを増やし、
全国展開をすることで、
どこでも誰でも買える日本人の国民食にまでなったそうです。
大切なことはコンセプトで隙間を狙う
私がとても共感したことは、
誰もやっていないコンセプトを狙うという部分です。
誰もやっていないということは、
皆がやらないそれなりの理由とリスクがあります。
けれど、
敢えてそのリスクを逆手に取るのです。
実は私自身も皆がやらないことを敢えて大変だと分かってやっています。
必ずニーズの中に、
小さな隙間があるのです。
その隙間を見つけて、
そこを自分のポジションにしてしまえば勝てるのです。
私は生徒さんのビジネスを見ていくとき、
その隙間を探し、そこにハマれるコンセプトを作っていきます。
誰もやっていないけど、
今後必ずニーズが高まるポジションを先に作っておくのです。
これは起業して5年くらい経ってくると、
『あ〜。あの時このコンセプトを作ってもらって良かった😭』と気が付くはず💓
ひょっとすると、
うまい棒のように国民に愛されて40年先でも活躍できるかもしれません。
なので、
血の滲む努力をするより、
最初の出だしでちょっと工夫をすることが大事!
値段が安かろうが高かろうが、
ニーズがあり、
ライバルがいなければそのポジションの第一人者はあなたなわけです。
オンリーワンであり、
ナンバーワンになることが長く安定して売上続ける秘密です。